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石破茂 私はこう考えるを読んで

Writer's picture: nsasakinsasaki

石破総裁の考えには、現代の日本が直面する根本的な課題を真正面から捉え、その解決に向けた具体的かつ実行可能な提案が示されていると感じます。私自身、地方自治に携わる者として、特に地方創生に関する主張には強い共感を覚えます。

それは、私たち日本人全体が共有すべき危機感と、それを乗り越えるための明確な意思が込められているからです。



少子高齢化と人口減少という「国家の存亡に関わる危機」は、私たちの地方においても日々痛感しています。この現実を直視しなければならない今、これまでのように地方から人材やエネルギーを供給するだけでは立ち行かないのは明らかです。地方が衰退すれば、日本全体の活力が失われるという警鐘は、私たち地方政治家にとっても重く受け止めるべき指摘です。都市部だけが生き残る未来ではなく、地域ごとの独自性を活かしながら日本全体が均衡ある発展を遂げることが必要であると私も強く思います。

特に印象に残ったのは、「本当は地元に帰りたい」という思いを具体化するという提案です。私が住む岩手県でも、若者が地元を離れざるを得ない現実があります。しかし、彼らがふるさとで生活し、働き、地域社会に貢献できる仕組みを作ることができれば、地方の再生は決して夢物語ではありません。また、高齢者が安心して暮らし続けられる「CCRC」のような取り組みも、地方自治体として取り組むべき課題の一つだと改めて感じました。


次に「お任せ民主主義からの決別」という言葉には深い意義があると感じます。政治に対する信頼が低下している今、国民が政治に主体的に関与し、決定プロセスを共有することで、政治不信を払拭する必要があります。私たち地方議会も、住民に寄り添い、政策を分かりやすく伝え、共に未来を作る姿勢が求められていると痛感します。

外交や防衛についても、冷静で現実的な視点には共感します。国際社会における日本の役割を果たしつつ、安全保障の基盤を固めることは、地方に住む人々の安心にも直結します。また、政策議論において説得力を持つためには、知識を深めることが不可欠であるという彼の主張も、政治家として肝に銘じるべき点だと感じました。


最後に、「可処分所得」を指標として挙げている点にも注目しました。税負担がそれほど高くないにもかかわらず、国民の満足度が低いという現実は、政策の実効性が問われる課題であり、私たちも地方からこの問題に向き合わなければならないと考えます。


石破氏の考えは、単なる理想論ではなく、現実を見据えた政策提言として非常に示唆に富んでいます。地方創生を含む多岐にわたる課題を解決するには、私たち一人ひとりが日本の未来について真剣に考え、行動を起こすことが何よりも重要です。岩手県議会議員として、これからも地方から日本全体の未来を切り拓いていくために尽力したいと強く感じました。

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